JRAを狙う

私たちファンには分からないことです(もちろん、メンバーによっては分かることもありますが)。
大切なお金を使っているのだから、不確定要素の多いものは信頼しないほうが無難です。そこで、1頭しかいないグループに注目します。
Mは新馬戦を勝った後、G3の「Nステークス」に出走し4着。その後、オープン特別の「Fステークス」を2着。
このメンバー唯一の同条件2着ということに3か月半の休養明けのレースは500万下特別の「W賞」で2着。このレースと同じ芝の2000Mでした。
そこから中2週だから、軸馬の資格は十分です。相手は、3頭もいるのだから新馬戦勝ち組からということになります。
賞金値の高い馬に注目するのは基本ですが、ここで3頭のうちどれにしようと迷っていたのでは軸馬は見つけられません。
某Sさんが乗っているからコパノイーグルとか、それよりタイムがよかったからスーパーアクセルとか、無理に決め込もうとすると、元も子もなくします。たまたま関西馬だからといって当たる人もいるでしょうが、それは文字通り危険な賭けです。

ファンの立場で比較しにくいものには手を出さないこと、これは心にとめておいてください。ところで、これは3歳、あるいは春の4歳のオープンレースの例題です。
古馬のオープンレースとは、まったく様相を異にしていることはいうまでもありません。古馬のオープンレースはかなり特殊なファクターが存在しています。
つまり、検討方法がまったく違うので、同じには扱えません。3歳、春の4歳の場合は、オープンレースも条件戦の延長というように考えたほうがいいかもしれません。
なにしろ、これをステップにクラシックであるいは短距離重賞路線へ進もうと、どの馬の陣営も考えているのです。そして、まだ馬の実際の力は把握できにくい時期です。
ましてファンの情報は限られているのですから。「はっきりと分かることを、まず信用する。

それが、3歳、4歳のレースのポイントです。また、前走では軸馬としての資格があったのに、次のレースではまったく資格のない馬もいます。
古馬のような順番待ちということはありませんが、メンバーによって平均値が変わるのはもちろん、ステップが不十分で資格を得られない場合もあります。クラシックの指定オープンのレースなどは、これが顕著に出るレースなので、よく確認してから馬券に参加するようにしたいものです。
むしろ、古馬の条件戦はレース数も多く、したがって馬券に参加するチャンスも多くなります。競馬をより一層楽しむために、しっかりポイントを押さえておいてください。
500万下の例については前で詳しく述べているので、ここでは省略し、900万下の例から始めることにします。まず、900万下のレースのポイントを説明しておきましょう。
同じ条件の特別レースを勝ってきた馬閉じ条件の一般レースを勝ってきた馬同じ条件の特別レースで2着してきた馬軸馬選び実戦編〈古馬〉同じ条件の一般レースで2着してきた馬下の条件の特別レースを勝ってきた馬下の条件の一般レースを勝ってきた馬その他の馬(休養を含む)これらの馬がさまざまに入り交じってレースが成立しています。だから、ただ出馬表をながめているだけでは、ごちゃごちゃとして力の比較はしにくくなります。
そこで、900万下のレースでは、まず出走馬をーから7までのグループに分けることから始めます。それぞれを書き出しておいて、それをベースに比較検討をしていくのです。
これは、それぞれの馬の能力をある程度測るという意味では役立ちますが、必ずしもその馬のレベルを表しているものではありません。そこで、このグループ分けはちょいとシャレてみて、ラベルによるグループ分けと呼ぶことにします。
各馬にラベルを貼ってグループ分けするので、あながちダジャレでもないと思うのですが。古馬と一口にいっても、5歳馬もいれば6歳馬もいます。
夏以降の混合戦になれば、4歳馬も出てくるので、この比較はなかなか難しいものがあります。よく「この世代は強い」とか、「あの世代はレベルが低い」などと論争しているファンを見かけますが、それは実際の混合レースの結果を集計すれば分かることです。
けれども、実際のレースがまだ続行中で、その世代についての結果が出ないうちから、そんなことをいってもなんの説得力もありません。まして、結果が分かっていないものを無理に結論づけて、「今年の5歳馬はレベルが高いから、5歳馬から買う」などというのは、無謀としかいいようがありません。

軸馬探しにおいては、世代聞の比較よりも、世代の代表をみつけるほうが大切です。つまり、同世代という、グループ分けをして、そのグループ内を比較検討する。
それによって、その代表は軸馬になることもあるし、あるいは、その代表と他のもっとも軸馬にふさわしい馬との組み合わせになったりするのです。基本はまず同世代同士の比較です。
同じような意味で、夏の混合戦以降は、4歳馬対5歳以上の古馬というグループ分けがあるので、覚えておいてください。4歳限定戦を戦ってきた連中は、5歳以上という枠の中で競い合ってきた連中とは「まったく別」のグループとして考えるべきであり、その中での比較が重要となります。
そうしないと、また例のつまらない世代論争に巻き込まれ、正しい比較ができなくなることを忘れないでください。「Cカップ」で4着と、掲示板にのった馬もいれば、Iのように、下の条件で勝ち上がった後、重賞(「京都新聞杯」)に出て7着と賞金稼ぎをした馬もいるからです。
他にも、このシーズンに入ってから特別レースで掲示板を果たした馬もいます。軸馬というわけにはいかなくとも、当然順番待ちの可能性を考慮しなければなりません。
賞金値で1位のMは、「S賞」の指定オープンの「Wステークス」でトウカイテイオーの5着と掲示板を果たした後、日か月の休養。5歳の2月に復帰して、自己条件の900万下レースで8着、2着し、資格をつくったところで脚部不安でまた休養。

秋になって降級となり、500万下で復帰。特別レースを勝ち上がり、昇級後の前走も勝っています。
そのレースは今回のレースと同じ芝の1800mでした。そして、この間は中3週、中4週とローテーション的にもきちんとしています。
軸馬として完璧といっていいほどです。軸馬はMに確定。
さて相手ですが、Mとは別のグループから代表を選んでいきます。賞金値ですぐ下のグループでは、やはりSが一番手です。
前走同条件の一般レースで2着という成績もあるし、中3週、中3週で使われており、順調です。しかし、心配な点があります。
この年は3月からの使い出しで、まったく休みなく走っています。前にも述べたように、馬には必ず休養が与えられなければなりません。
そろそろ疲労が出てきてもおかしくない頃です。Kは夏を2か月半ほど休んで下の条件特別を勝ち上がりましたが、それから中8週というのはマイナス要素です。
重賞路線を進むような馬なら、ある程度の間隔があってもかまわないのですが、そうでない馬の場合は何かしらの不安点があるから間隔をあけると考えられます。

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